卒業を控えた保育士の卵の皆さん、就活大変ですね。
今回は、新卒保育士さん限定の就活情報をお届けします。
新卒保育士の就活スケジュール
保育士として働くためには、国家資格である保育士資格を取得する必要があります。
保育士資格を取得するには、「学校に通って習得する」「国家試験を受験する」という2つの方法があります。
保育士試験は年に2回(前期・後期)行われます。独学で資格を取得する方は、就職の時期までに合格を目指しましょう。
保育業界の求人は秋ごろから始まりますが、年度末(2月~3月頃)にも求人が増えることが多いです。(保育士の産休や転勤など、理由は様々です)
就活前の自己分析
就活を始める前にしておく大事なことがあります。
それは、自己分析です。
・自分の価値観(何を大切にしているか)
・どういう保育士になりたいのか
・どのような職場で働きたいのか(保育・養護・障がい支援など)
・自分の長所、短所
などの項目をイメージして書き出します。
自己分析は、面接での受け答えや自己PRをスムーズに行えるだけでなく、これからあなたが従事していく、保育の軸となるものです。
この機会に真剣に自分を見つめ返してみてはいかがでしょうか?
・過去の経験を振り返る
・時系列にして書き出す
・実体験を盛り込む
・面接やエントリーシート用にまとめる
長所ばかりではなく、短所も書き方次第でアピールできます。
例えば、
せっかち→迅速に物事を進められる
口下手→文章で表現するのが得意
など、見方を変えて書くだけで印象がまったく違ってきます。
実習、見学、面接
実習や施設見学、面接では、基本的なことから専門的なことまで、注意すべきポイントがいくつかあります。
服装はもちろん、髪型、メイクもナチュラルにして印象良く、爪も短く切っておきましょう。
実際に長い爪にきれいにマニキュアを塗った指で面接に来た方もおられました(怒)
時間厳守は基本です。5分前には到着しておきましょう。30分前など、早すぎるのもマナー違反となります。
受け答えの際は姿勢よく、大きな声ではきはきと話します。
自己分析した内容をスムーズに受け答えしましょう。
特に長所アピールは大事です。保育や子どもに対する思いなどは重要視されます。
面接の場合は必須です。あらかじめ園の情報を調べ「なぜこの園で保育の仕事がしたいのか」を明確にしておきましょう。
保育現場が求める人材
保育の仕事は、人と関わる仕事です。
なので保育現場では、人柄が重視されます。
・明るい
・協調性がある
・気配りができる
・やる気、意欲がある
・責任感がある
などのポイントは、面接で見られています。
保育現場ではピアノが必須です。ただ弾くだけではなく、状況を見ながら子どもに合わせて弾く技術が必要です。
園の方針や園長、児童発達支援管理責任者の考え方などで違ってきますが、自分の得意に合った方針の園を探すことで、内定をもらえる確率が上がります。
また、今はパソコンを使った作業も増えているので、パソコンスキルもあれば重宝されます。
そして、保育現場で最も求められるポイントは…
保育現場は臨機応変のオンパレードです。
子どもの状況により、その場で判断し、適切な対応をしなければなりません。
面接の時には、あなたが臨機応変に答えられるかが見られますので、質疑応答の練習をしておく方がいいかもしれません。
また、普段から臨機応変に対応するよう意識して過ごすことも必要だと思います。
新卒保育士就活の情報収集
大学や短大、専門学校では就職活動をサポートしてくれます。
学校にもよりますが、独自のノウハウがあったり、付属の保育所や幼稚園への就職が確定する場合もありますね。
保育士専門の求人サイトでは、保育所や幼稚園はもちろん、託児所、福祉施設といった保育士求人情報が豊富に掲載されています。
また、プロのキャリアアドバイザーが転職サポートをしてくれるので、困った時にも安心です。
特に、児童発達支援や放課後等デイサービスといった療育施設は、新規に開設されるところも多く、オープニングスタッフとして働くことも可能です。
開設時から施設に関わることで、自分のアイデアを採用してもらいやすく、療育がしやすい環境になります。
保育士専門の求人サイトには非公開情報も多数あるので、複数サイトに登録しておくと、情報をつかみやすくなります。
まとめ
今回は、新卒保育士の就活についての話でしたが、いかがでしたでしょうか。
私自身、児童発達支援管理責任者の立場から面接をしてきましたが、どこの保育現場でも、保育に関わる施設である以上、求められるのは人柄の良さだと思います。
保育士として内定をもらうために、ポイントを押さえて就活を行ってください。
- 自己分析する
- 実習、見学、面接でしっかりアピールする
- 日頃から臨機応変に対応できるよう意識する
- 情報収集をする
保育士も子どもと同じで、日々の経験から学んでいきます。
今日調べた情報は、今日から実践しましょう。
「明日する」では前には進めませんよ。
あなたが自分の得意を活かし、充実した保育士生活ができるよう、理想とする保育を行っている施設に就職できるよう応援します。