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療育 保育士辞めたい理由とは

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子どもが好きで憧れの保育士になったのに、いざ療育現場に入ると多くの違和感に気付いてしまう。

「こんなはずじゃなかった」
「これは私のやりたい療育じゃない」
「いったい誰の為の療育なの?」

これは少なからず、どの保育士も感じることと思います。

遊びの考案や子どもへの対処法なら試行錯誤で何とかなっても、職場の人間関係だけはそうはいきませんよね。

今回は、保育士が辞めたくなる理由NO.1、療育現場の人間関係にフォーカスしていきます。

療育 保育士辞めたい理由

保育士が療育現場を辞めたい理由、第1位は圧倒的に職場の人間関係です。
次いで仕事量の多さ、給料の安さ、労働時間の長さと続きます。

職場の人間関係と一口に言っても色々ありますね。

  • 療育観の違い
  • 療育方針の違い
  • 先輩保育士からのパワハラ
  • 保護者との関係

違和感が積み重なると、子どもに対してや療育そのものにも自信をなくし、日々の業務にも支障をきたしてしまいます。

療育観・療育方針の違い

療育において、保育士の療育観の違いはよくあります。
十人十色。人によって価値観に違いがあり、培ってきた経験も違えば当然療育に対する考え方も違ってきます。

同僚や仲の良い先輩保育士なら意見交換として、自分の考えを伝えたり相手の考えを聞いてより良い療育へと繋げることができます。
この場合は、療育観の違いが療育の質を上げていきます。
当然、人間関係も良好ですね。

では、どういった場合に人間関係がうまくいかないのでしょうか。
それは相手が療育現場の上層部、リーダー的立場の保育士・管理者・児童発達支援管理責任者・経営者の場合です。

経営者や管理者・児童発達支援管理責任者は、療育の質もさることながら、経営の面にも気を配っています。
従業員に給料を払っていかなければならないので当然なのですが、バランスが極端にお金の方に偏ってしまうと、療育の質を上げたいという保育士の思いが聞き入れてもらえないことがあります。

会議や日々の会話で思いを伝えて、聞いてくれる場合は改善の可能性がありますが、まったく聞く耳を持ってもらえない場合は、違和感を抱え続けることになります。

先輩保育士からのパワハラ

先輩保育士からのパワハラは、まだ保育士になったばかりの新任に多い理由です。

  • 頑張っているのに使えないと言われる
  • 保育士に向いてないと言われる
  • 雑用ばかり押しつけられる
  • 時間外に仕事を振られる
  • 職場に派閥がある

などなど、挙げればキリがありませんね。

悪口は、面と向かって言ってもらえれば指導にもなりますが、陰で言われるのは辛いですね。
自分ばかりが雑用をさせられていると感じれば、これも辛い。
ですが、この2点は考え方によりパワハラではなくなります。

(悪口)
何に対してそう思われているのかを探り、その点に対して自分を振り返ってみる。
力不足ならリカバーし、先輩保育士に素直にアドバイスを乞うてみる。

(雑用)
役割分担の再認識をしてみる。
経験上、先輩にしかできない仕事もある。
もしそれでも納得がいかない場合は、話し合いを試みる。

自分が辛いと感じている時は、視点が狭く周りが見えなくなっています。
マイナス面ばかりにフォーカスしてしまうことで、全てがマイナスに見えてしまうのです。

まずは冷静になり、視野を広げて全体を見てみましょう。
同じところからではなく、違う視点で見てみることです。
それまでと違った視点を持つことで新たな気付きがあり、気付きは対策に繋がっていきます。

職場に派閥がある

厄介なのは、職場に派閥がある場合です。

保育園や幼稚園といった大きな組織ならともかく、従業員合わせて10人いるかいないかの療育施設でさえ、派閥問題は存在します。

私が経験した派閥問題は、管理者兼児童発達支援管理責任者が変わった時に起こりました。
新しい管理者は、施設の開設からいた私と従業員に信頼関係があり、自分の方針に逆らっていると勝手に思い込みました。

そこからは何かにつけて派閥という言葉を出しては、私を追いやる行為を重ねます。
悪口・陰口は当たり前。
療育批判、人間否定、あからさまなパワハラが続きました。

療育現場を辞める時

療育現場の人間関係に疲れて辞める保育士は多いです。
私もその1人ですが、辞める時の気持ちはとても大事です。

療育現場を辞めたいと思った時に考えるべきこと

人間関係が原因で療育現場を何度か辞めた経験から、辞める前に考えるべきことをお伝えしますね。

管理者からのパワハラで、さすがに滅入って鬱になりかけ(いや、なってたかな…)、仲の良かったはずの従業員とも溝ができてしまいます。
そんな時、視点を変えるアドバイスをもらい、自分を振り返ること・多角的に見ることを実践した結果、従業員の理解を得て信頼関係が戻りました。

残念ながら管理者だけは変わらず、従業員が私寄り(と感じていた)になったので、ますますパワハラが強まり、結局私は退職するのですが、自分自身の壁は乗り越えたので後悔はありませんでした。

私は、自分の経験から退職はありだと思っています。
ぶっちゃけ退職はいつでもできます。

大切なのは、自暴自棄になって衝動的に辞めるか、冷静に自分を振り返って決断するかです。

転職を考えてみる

人間関係が辛くて辞めたいと思ったら、まずは自分を振り返り、視点を変え、客観的に全体を見てみましょう。
できる限りで人間関係の改善を試みて、自分自身の成長を感じたなら、その職場を去るタイミングかもしれません。

職場を辞めるのは簡単です。
退職届を出せばいつでも辞めることができます。

大切なのは、自分自身の心の成長です。
退職することに納得できる自分かいるかどうかです。

保育・療育は、子どもや保護者の為を思ってどう行動するかがとても重要ですね。
自分の見方だけではなく多角的に見る視点を持つこと。

例えば子どもの問題行動も、視点を変えれば問題ではなくなります。
複数の想定をすることで回避できる問題もあります。

療育現場の人間関係の問題も、あなたの成長に不可欠な出来事かもしれません。
その問題を乗り越えた先に心の成長があり、療育のスキルとなって自分に返ってきます。

無駄な経験など1つもありません。
どうせ辛い思いをするならクリアして、ひとまわり大きくなってしまいましょう!