保育士のあなた、療育施設に転職しませんか?
こんにちは。元児童発達支援管理責任者のあすたと申します。
昨今、発達障がい児が増え、保育所や幼稚園での保育も難しくなってきています。
発達障がいと診断の出ている子どもだけでなく、いわゆるグレーゾーンの子どもも多く、健常児へ向けた保育では回らない現状です。
この健常児へ向けた保育では回らない現状を打破するために、元児童発達支援管理責任者の私が提案するのは、児童発達支援事業・放課後デイサービスなどの療育施設への転職です。
このサイトでは、療育施設とはどんなところか、発達障がい児にどんな対応をしているのか、どんな遊びが効果的なのかなど、療育現場の情報を紹介しています。
また、児童発達支援管理責任者・児童指導員などの役割や指導法、研修の受け方なども紹介しています。
保育士が発達障がい児に対応できていない現状
発達障がい児が増え、どの保育所や幼稚園にも、発達の気になる子どもがクラスに3割程度はいるとも言われています。
発達障がい児は、その特性の凸凹の大きさゆえに対応が難しく、その為に保育士が離職するケースも増えています。 保育所でも幼稚園でも、発達障がいについて知識のある保育士が少ないのが現状です。
私が以前勤めていた保育所でも、障担(障がい児担当)になる保育士は特別に勉強したり経験があるわけではなく、いきなり担当にされるので手探りで保育をしていました。
なので当然いき詰まり、悩み、その結果疲弊していく保育士もいました。
- 発達障がい児の特性を理解していない。
- 特性による対応のポイントを知らない。
- 健常児と同じように対応している。
子ども1人ひとりで違います。
だからこそ、療育のポイントが保育にも必要になってくるのです。
ポイントを押さえて保育に臨めば、保育活動に参加しにくかった子どもが参加できるようになり、クラスがまとまるだけでなく、保育士のイライラやジレンマが減り、自身を持って保育できるようになるはずです。
療育施設に転職するメリット
保育現場で発達障がい児に対応できていない現状がある。
では、どうすれば発達障がい児に対応できるのか?
その答えは、「療育施設に転職する」です。
そんな極端な!と思われましたか? では言い方を変えましょう。
「療育スキルを身につける」 どうですか?納得できましたか?
療育スキルを身につけるには、療育施設で経験を積むのが1番近道です。
いくら専門書を読み、ネットで検索して知識を入れても、実際は「特性」といっても千差万別。
1人ひとり違う特性を持っているので、1人ひとりに合わせた対応が求められます。
発達障がい児への対応の仕方を知るには、実際に特性を持つ子どもと関わり、適切な対応をしている保育者を見て学ぶのが早い。
つまり、療育施設に転職するのが1番早いということになります。
療育スキルの必要性
療育スキルってなんでしょう?
普通の保育とどう違うのでしょうか?
私は勤めていた療育教室では、療育とは丁寧な保育だとして日々の療育を行い、若い保育士の指導をしてきました。
療育には、保育とは違ったポイントがいくつかあります。そのポイントを意識して子どもと向き合うだけで、日々の保育がスムーズに進みます。
- 無理強いしない
- 具体的に伝える
- 見通しを持たせる
- 褒める
- 成功体験につなげる
まとめ
今、保育所や幼稚園といった保育現場で、療育スキルが求められていることがおわかりいただけたでしょうか。
私が勤めていた児童発達支援教室にも、利用児童が通う保育所や幼稚園から担任や加配の先生にご見学いただき、療育を見てもらったうえで保育方針の統一化をしていました。
どの先生も、保育の丁寧さに驚き、納得した様子で、療育の手法を保育現場で活かすと言っておられました。
療育スキルは保育にとても役立ちます。
もし、療育施設への転職に興味がおありなら、保育士専門の求人サイトをのぞいてみてください。非公開情報も多数ありますよ。