皆さん知っての通り、保育士の給料は安いですよね!
多くの保育士は、お金よりもやりがい重視で子ども達と関わっているのではないでしょうか。
とはいえ、いくらやりがい重視と言っても保育士にも生活があります。
お金は少しでもあった方がいいに決まっていますよね。
そんな貧乏保育士さんの為に、空いた時間を有効活用してできる副業を検討していきましょう。
今回は、老若男女問わず気軽にできるアルバイト、コンビニバイトのご紹介です。
コンビニバイトの実態
私は以前、放課後等デイサービスを辞めた後に、短い期間ではありましたがコンビニでバイトをしたことがあります。(私の場合は、単純に家から極近だったのが決めた理由でしたw)
そのコンビニバイトの経験から、保育士に向いているかどうかも含めて、保育士目線からコンビニバイトの実態をご紹介してまいります。
保育士の皆さんは、コンビニバイトにどんな印象をお持ちですか?
- 誰でもできる
- お客さんがいない時は暇そう
- 笑顔で対応は保育士と同じ
- 時給安そう
こんな感じでしょうかw
誰でもできる、時給安いは正解ですが、暇と笑顔は不正解です!
業務内容、時給については後述するので、とりあえず笑顔について説明しておきます。
私たち保育士にとって、笑顔は大切で当たり前ですね。
子どもにも保護者にも笑顔で対応することは、特に意識しなくても自然にできていると思います。
なので、コンビニの店員さんも当然そうなのではないかと思うでしょ!?
接客業なんだし、と。
保育士のあなたからすると、コンビニの店員さんってこんな爽やかなイメージかもしれませんが…
実際はこんな感じですwww
私がバイトしたコンビニがたまたまそうだったのかとも思いましたが、他のコンビニでバイト経験のある方に聞いてもまったく同じでした。
「コンビニバイトは虚無」との名言をいただいたくらいですw
なぜコンビニスタッフは笑顔もなく無表情になるかというと、それは業務の過酷さにあります。
詳細はコンビニバイトのデメリットで説明しますが、とにかくコンビニは業務が多過ぎて疲れてしまい、笑顔どころではないというのが現状です。
接客業ではありますが、丁寧な接客をせずとも商品が売れるので、クレームに繋がるほどでなければ特に問題はないようです。
コンビニバイトのメリット
コンビニバイトのメリットはいくつかあります。
- 勤務時間を選べる
- 視野が広まる
- 責任感が強くなる
勤務時間を選べる
コンビニバイトには、早朝、午前、午後、深夜の4つの時間帯で勤務が可能です。
私がバイトしていたコンビニでは、
早朝 6時~9時
午前 10時~13時
午後① 13時~17時
午後② 17時~22時
深夜 22時~6時
でした。
早朝と深夜は時給が少し上がります。
また、これも店舗によりますが、完全曜日時間指定勤務の店もあり、よっぽどのこと(急に来れない人が出た等)がない限り勤務日は固定の場合が多いです。
曜日により時間がある方には働きやすいかもしれません。
視野が広まる
コンビニの仕事は、とにかくやるべきことが多いのが特徴です。
レジ打ちのイメージが強いかもしれませんが、実際にはレジ打ち以外の業務がメチャクチャ多いんです!
コンビニバイトの業務
レジ業務(接客)、品出し・陳列、簡単な調理、清掃、機械(ATM、コピー機、チケット販売機等)の管理、代行サービスの受付(チケット販売、ギフト予約、自賠責保険等)、商品の発注、POP作成 etc…
レジ業務1つにしても、商品のバーコードをスキャンして清算し、必要物品(お箸、スプーン、ストロー等)と合わせて袋詰めする、といった流れがあります。
弁当やおにぎを温めたり、1番くじもありますね。
慣れないうちはお箸等の入れ忘れがクレームに繋がることもあります。
でも大丈夫!
焦らず「番号で言っていただけますか?」と伝えると、お客様も「この店員タバコに詳しくないんだな」と思って番号で言ってくれます。(タバコの銘柄ごとに番号がつけてあります)
たまにそれが通用しない方もいらっしゃいますが、その時は慣れている先輩に聞いてしまいましょう。
品出しは商品が届いたら各棚に並べていく作業です。
陳列陳列にも決まりがあり、例えば”ツナおにぎりは人気商品なので中央に置く”等のルールがあります。
機械管理、代行サービスは種類も多いので慣れて覚えるしかありません。
慣れた頃には商品の発注やPOP作成なんかも任されます。
自分が発注した商品やPOPを作った商品が順調に売れると嬉しいですね。
責任感が強くなる
仕事に慣れてくると任される商品の発注やPOP作成では、自分の行動が売り上げに直結していきます。
自分なりに考えて工夫していくので責任を感じ、人によってはおもしろいと感じるかもしれません。
※責任ある業務を任されても手当はつきません。
コンビニの仕組みも学べ、コンビニバイトを終えて本格的に仕事をするようになった時に役立つことも多いです。
保育士さんにというよりは、社会人になる前の学生さん向きだと思います。
フランチャイズだともらえる可能性がありますが、ぶっちゃけオーナーや店長によります。
知り合いが働いていれば聞くこともできますが、実際は入ってみるまでわからないですね。
それまでもらえていたのに、店長が代わってからはもらえなくなったという話もあります。(まさに私がバイトしていた店舗w)
廃棄は、もらえたらラッキー程度に思っておいてください。
コンビニバイトのデメリット
コンビニバイトは、私の主観ではメリットよりもデメリットの方が多いと思います。
- 時給が安い
- 休みにくい
- 業務が多過ぎる
- モチベーションが上がらない
時給が安い
コンビニバイトの時給は、地域と時間で異なりますが、首都圏では1,000円チョイ、その他の地域ではそれより80~150円ほど安い感じでしょうか。
早朝で50円くらい、深夜で25%増しの時給となります。
保育士の時給は1,000円くらいからが多いので、コンビニの方が安いのは明らかですね。
とはいえ保育士の時給は、心理士や看護師等と比べると圧倒的に安いのも事実ですが…。
休みにくい
バイト時間を選べることはメリットですが、自分が休むとなると話は別です。
特に完全曜日時間固定の店舗では、休む場合は自分で代わりを探す必要があるのです!
午前や午後ならまだ代わりも見つかりやすいでしょうが、早朝や深夜となると難しい場合も多く、気を遣うのは間違いありません。
代わりが見つからない場合は、最終的に店長やオーナーが出ることになるので、無理してでも出勤するパターンも多いようです。
業務が多過ぎる
業務が多いことで視野も広くなるとのメリットもありますが、実際はメリットよりもその過酷さによるデメリットの方が目立ちます。
お客さんが商品を選ぶ時間はまちまちなので、レジで待機するタイミングが計れないことがよくあります。
私は、自分が客ならスタッフがいないとレジに行きにくいので、レジ前で商品を選んでいるお客様がいた場合はレジ待機することが多かったのですが、それは店長からは”サボり”と見なされます。
なんと店長から、「何もしないで立ってないで動いて!時給もったいないから!」と言われたことがあります。
時給って、そんなのこっちには関係ないでしょ~!?てか安いじゃん!!と心の中で叫びましたねw
商品の陳列や清掃等をすべき(だそう)です。
個人的にはお客様目線での対応の方がいいと思うのですが、店の雰囲気よりも売り上げ重視なのですね。
そういう理由から、コンビニバイトは無表情(虚無)になってしまうというお話でしたw
モチベーションが上がらない
先の店長の「時給がもったいないから」発言からもわかる通り、コンビニバイトに感情は必要ありません。
店長やオーナーが望むよう、時給の範囲内でできる限り動くべしなのです。
つまり、そこにモチベーションはいりません。
やりがいを見出す必要もなく、ただ淡々と機械的に業務をこなしていればいいのです。
また、モチベーションが下がることに、理不尽なお客様の存在もあります。
私もコンビニバイトをしている時に経験したことがあります。
そのお客様(女性)はタバコをお買い求めに来店されたのですが、タバコの棚を見て買いたい銘柄がないことに気付き、「〇〇(タバコ銘柄)もうないんですね」とおっしゃいました。
棚を見るとそのタバコには”在庫切れ”との紙が貼ってあったので、私は「そうですね」と答えました。
ここまででお客様の気に障るようなことありました?
答えはNO!です。…が、直後にそのお客様はキレて、「『そうですね』じゃなくて、あるかどうか確かめたら!」と怒鳴りました。
いやいや、”在庫切れ”って張り紙アンタも見たでしょ!?
と内心思いながらも、私は丁重にお詫びを申し上げましたが、その女性客は怖~い顔で私を睨みつけてから足早に店を出て行きました。
腹が立つのもごもっともですが、こんなことにいちいちムカついてイライラするのは自分が損をするだけです。
では、お客様がムカつく態度を取ってきた場合の対処法をお伝えしましょうか。
お客様が理不尽だと感じた時の対処法
一般的にコンビニ仕事の印象は、「誰にでもできる簡単な仕事」というのが多いのは周知だと思います。
クレーム客もそうなので、コンビニスタッフを下に見ています。
これは、ファミレスやスーパーも同様ですね。
ではどうすれば腹が立たないのか、それは「大人な思考」をすることです。
お客様に理不尽にキレられた時は、「あぁ、この人は仕事か何かで嫌なことがあったのに、それを言えずにうっぷんが溜まっていて、それを私にぶつけることしかできない可哀相な人なんだ」と思ってみてください。
実際そんな感じですし、現代はストレス社会。
ぜひ、普段ストレス発散できない気弱い人のはけ口になってあげてください。
言われた時はイラッとするでしょうが、”可哀相な人”と思うことで、そのイライラは消え去ります。
まとめ
まとめますと…
結論=保育士はコンビニバイトに向いていない
です。
子ども1人ひとり違う特性を持ちます。
その為、対応には臨機応変さが不可欠なのが保育です。
当然ですが笑顔は基本!^^
不必要どころか、逆に受け入れらないこともあります。
保育に対しての思い入れが強い保育士ほどコンビニバイトはおすすめしませんが、保育に疲れ、頭を空っぽにしたい保育士さんには良いかもしれません。
3~4時間という勤務時間も、気分転換的に考えればよしでしょうか。
それでもやはり保育士は、保育をすべきですねw