保育士の資格 PR

保育・療育現場で働くには保育士登録が必要!手続き方法を紹介

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

保育士の皆さん、保育士資格の登録は済んでいますか?

保育士になるには、指定保育士養成施設を卒業するか、保育士試験に合格する方法がありますが、実はそれだけでは保育士として働くことはできません。
保育士として保育・療育現場で働くには、保育士登録を済ませ、保育士証の交付を受ける必要があります。

そこで今回は、保育士登録の手続きについてのお話です。

保育士登録とは?

保育士登録とは、

保育士となる資格を証明する書類をもっている人がその業務に就く前に、都道府県知事に対して登録申請手続きを行い、保育士証の交付を受けること

です。

保育士登録をして保育士証の交付を受けないと、保育所や療育施設などの現場で働くことができないので注意してください。

あすた
あすた
保育・療育現場で働きたいと考えている方は、早めに保育士登録をしておきましょう。

保育士登録制度

保育士登録制度は、平成13年1月31日に児童福祉法の一部を改正する法律が公布され、平成15年11月29日から施行されました。

あすた
あすた
この改正により、保育士の定義が変更されたことから保育士登録が必要になりました。
保育士の定義の変更点

保育士試験に合格した者もしく指定保育士養成施設を卒業した者

専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者

この改定により、専門職としての保育士の重要性が高まったと言えます。
保育や療育に携わる保育士からすれば、専門性が認められればモチベーションが上がり、自らも専門性に磨きをかけるための意欲に繋がりますね。

また、無資格者が保育士を名乗ることが禁止され、違反した者には罰則が科されることとなりました。

保育士登録の手続き

保育士登録の手続き方法をまとめました。
これから保育士登録をしようと思っている保育士さんは参考にしてみてください。

①「保育士登録の手引き」を取り寄せる

保育士登録申請手続きを行うには、申請書や記入例などが同封されている保育士登録の手引きが必要です。
「保育士登録の手引き」は、登録事務処理センターから郵送で取り寄せることができます。

②手数料の振り込み

「保育士登録の手引き」を取り寄せたら、同封の専用払込用紙に必要事項を記入し、郵便局の窓口で支払手続きをします。
登録手数料は4,200円です。ATMでの支払いは不可です。
支払いの時に郵便局から渡される「振替払受付証明書」は申請書の裏面にのり付けしますので、紛失しないようにしてください。

③必要書類の郵送

「保育士登録の手引き」に同封されている封筒に下記の書類を入れ、簡易書留で登録事務処理センターに郵送します。

必要書類
  1. 保育士登録申請書
  2. 振替払込受付証明書
  3. 保育士となる資格を証明する書類の原本
    下記のうち、いずれか1つ
    ・保育士(保母)資格証明書
    ・指定保育士養成施設卒業証明書
    ・保育士養成課程修了証明書
    ・保育士試験合格通知書
    ・保育士試験一部科目合格証明書(3年以内の分で、全10科目合格)
  4. 現在の戸籍抄本(戸籍の個人事項証明書)

④保育士証の交付

申請書類が都道府県による審査を経て、保育士登録簿へ登録された後に、保育士証が交付されます。
申請の受付から保育士証交付までの期間は、おおよそ2ヶ月程度です。(書類の不備や確認を要する事項がない場合)

保育士登録 Q&A

保育士登録に関してよくある質問をまとめました。

保育士登録に期限はある?

保育士登録申請に期限はありません。
いつでも申請でき、保育士証の交付が受けられます。

保育士登録をしないと保育士資格がなくなる?

保育士登録をしなくても、指定保育士養成施設の卒業又は保育士試験に合格して取得した、保育士資格を証明する書類そのものが無効になってしまうことはありません。
保育士として働くことは、タイミングで登録が済んでいれば大丈夫です。

指定保育士養成施設を卒業した場合の登録方法は?

指定保育士養成施設を卒業の場合は、各学校が取りまとめて登録申請を行います。
3月に養成施設を卒業する予定の方は、卒業見込みの時点で申請し、新年度から保育士として働くことができます。
3月以外の時期に養成施設を卒業する方や見込申請を行わなかった3月卒業生は、基本的には個人での手続きをする必要があります。
学校によって手順に違いがあるので、学校の担当の先生に連絡してください。

保育士(保母)資格証明書で保育士として働ける?

保育士証は、保育士(保母)資格証明書とは別の証明書になるため、保育士(保母)資格証明書では保育士として働くことができません。
平成15年11月29日の改定以降は、都道府県に保育士として登録されたことを証する「保育士証」が保育士資格を証明するので、「保育士(保母)資格証明書」では保育士であることを証明することができません。

保育士として働く予定がなくても登録が必要?

保育士として働かない場合は、保育士登録をする必要はありません。
保育士登録をしなくても、保育士資格を失うことはありません。

保育士登録は更新が必要?

一度保育士登録を済ませておけば、更新する必要はありません。
安心して保育に従事してください。

まとめ

今回は、保育士として働くために必要な保育士登録のお話でしたが、いかがでしたでしょうか。

あすた
あすた
保育士証は、保育士として働く場合には必要です。

保育・療育施設に転職する際は、保育士証のコピーを提出する必要がある場合がほとんどなので、既に保育士登録を済ませている方は、手元にあるかどうか確認しておきましょう。

特に、保育士として働くことにブランクのある保育士さんは、保育士(保母)資格証明書はあっても保育士登録をしていない、ということがよくあります。
申請してから保育士証が手元に届くまでには約2ヵ月かかるので、早めに申請しておきましょう。

保育士は、保育・療育・養育に関わる専門職です。
保育士証を持っているということは、専門的に保育ができる証です。
保育士登録は書面の手続きだけではなく、保育士としてのプロ意識を持って保育に携わるという証でもあるので、保育士登録の機会には、ぜひ保育士としての意識も高めてください。

保育士転職を考えている保育士さんは、保育士登録と並行して求人も探していることと思います。
ぜひ保育士専門の求人サイトで探してみてください。非公開情報も多数ありますよ。